update:2022.12.26
今年やり残したことを考えていたら、ふとその言葉が思い出されました。
かの有名なバスケ漫画「スラムダンク」の安西先生の言葉。
漫画のセリフでは「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」だったかな。
最近劇場公開された「THE FIRST SLAM DUNK」前評判はあまり良くなかったけれど
実際観てみるととてもよく出来た作品でした。
脚本も表現も演出も新しいチャレンジに満ちていてクリエイターとしても
共感する部分が多かった作品でした。制作側の目線で映画なんて観たら面白くもなんともないですが
この作品は、見所が多くついそんな目線で見てしまうような
仕事に対するモチベーションをも高めてくれる映画でした。
たぶん、過去の作品である「スラムダンク」を今あらためて世に出す意味として
まっこうから競い合いに行ったのかなと感じました。
それは、原作者にとっても製作者にとっても想像を絶する苦行だったんじゃないかなって思います。
120点満点の作品を越えようとするのですから。むりもないですね。
いま、競い合うとか、比較するというワードは世の中的にはあまり好まれないのかなとも思いますが、
なんでも平等とか平均とかの考え方だと、やはりクリエイティブは難しいかもしれません。
競争が発生するから、人の意見を聞き、自分の意見を知り、よりベストなもの、より良いことへと
進むことが出来るんじゃないかなーって思っています。
誰だって、競争して負けたくないし、競うことは消耗します。
他者との競争だったり、社会との競争だったり、でも負けることでわかること
負けたからこそ気付けることっていっぱいあると思うんですよね。
そして、陳腐なセリフですが、やっぱり結局は自分との戦いだったりするんですよね。
「あきらめない」ってほんと勇気が出る言葉でもあり、厳しい言葉でもあります。
事実、日常のクリエイティブ業務も時間との戦いであったりします。
あまり妥協という言葉は使いたくありませんが、限られた時間の中で、
どこかでジャッジをしていかないことには、カタチになりません。
妥協点を高く持つということはもちろん大切ですが、ぼくはやっぱり大切になるのは
取り組み方だと思っています。
「取り組み方」といっても一言で言い表せない部分がありますが、
時間は誰にでも平等であるように、時間の使い方というのは人それぞれです。
ぼくはある意味では、仕事とプライベートの棲み分けが出来ていない人間かもしれません。
でも、最前線で活躍している人たちは大抵みなそんな感じかもしれませんね。
ほかの人は知りませんが、ぼくは客観的に自分を見て「才能やセンス」といった
人が羨むようなものを持っていないことを自覚しています。
でも、間違いなくこの仕事が天職だと自信を持って言えます。
それは、何かを作り出すこと、人に頼りにされることがやはり好きだから。
世の中とのつながりを感じることが出来るからにほかなりません。
だからこそ、仕事において自分を納得させられる「取り組み方」をしたいと思っています。
そうやって向き合うことで、自信をもったクリエイティブを提案出来ると信じています。
今年も残りわずかとなりましたが、最後まであきらめたらそこで終わりの精神で 笑
仕事納めまで向かいたいと思っています。
イマジンの来年度は、1月から新しい仲間を迎えることになりました。
点と点が線となり、縁があったんだなって思っています。
多くの人が心配するように、事務所は狭いのですが・・・
可能性はどんどん広がって行きます。
きっと、イマジンで多くのことを学び、多くの人と関わり、自分にも周りにも
色々な影響を与えると思います。
まずは、ぼくを信じてイマジンで自分の可能性を見つけていってもらえればと思います。
年末だというのになかなか締まらないですが、
そもそも、今回のテーマは今年やり残したことだったのですが・・・
つい安西先生の言葉を引用してしまった。
とりあえず、来年に持ち越しの仕事もありますが
大きなトラブルもなく、スタッフ一同健康に過ごせてよかったです。
最後に、ようやく本題・・・今年やり残したことの一つ。
例年、大晦日はとくに特別感もなく紅白も見ないで寝るのですが
今年は、年越しそばでもすすりながらてっぺん(撮影用語で深夜0時のこと)を
目指して一年を締めくくりたいと思います。
今年もたくさんの方々に大変お世話になりました。
イマジンスタッフ一同、来年も皆様の“奥の手”“猫の手”“禁じ手?”となるよう
努力する所存でございます。
みなさまよい年末年始をお過ごしくださいませ。
IMAGINE -BRANDING AND DESIGN - イマジン −ブランディングアンドデザイン− CREATIVE DIRECTOR 霜方 和弘
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