update:2020.10.02
「形態は機能に従う」
これ、有名な建築家のルイス・サリヴァンの言葉。
モダンデザインのデザイン学校「バウハウス」でもこの方針に従い
機能的なデザインを多く生み出していたと言われています。
身近なところでは、「機能美」と言われたりしています。
僕はこの「機能美」という言葉が大好きです。
これは、機能的に優れているものは形状としても美しいという意味ですが、
プロダクトはもちろんのこと、デザインやプランニングなんかでも
言えることなんじゃないかなーと感じています。
表現としてのデザインの美しさはもちろんのこと、伝えたい内容や情報の精査、
またクリエイティブとしての構造面や機能面といえる部分も
ある意味では機能美であると感じています。
たとえば、チラシのデザイン一つとってみても、
情報の優先順位、伝えたい内容の整理、見たくなるような仕組みやコピー。
これら機能的な情報をしっかりレイアウトしてあることが前提だったりするじゃないですか。
もちろん、デザイン性も重要ですが、フォントやカラー、
装飾などがそれらの情報にうまく合っていないと手にとってみたくなるようなチラシは出来上がらないんですよね。
僕はビンテージのクルマが好きなんですが、古いクルマでも
機能(性能)だけを追求したようなクルマが
スタイリングにおいても美しい例は多々あります。
戦前のブガッティしかり葉巻型のレーシングカーしかり。
当時はデザイン性というよりは空力や軽量化などに重きをおいていた部分があり
あくまでその結果という見方も出来るんでしょうけれど、
古いロータスのレーシングカーなどは細部を見ても、とても美しく
グレーのフレーム、ナショナルカラーの車体色、赤の内装(これは装飾的ですね)
所々に機能美が見て取れます。
ワンビジュアルで惹きつけるデザインももちろん魅力ありますが、
僕は機能美をもったデザインに断然惹かれちゃいます。
あ、あと僕は素材フェチなのでまたの機会に
素材のお話をするかもしれません。
では、ごきげんよう!
IMAGINE -BRANDING AND DESIGN- イマジン −ブランディングアンドデザイン− CREATIVE DIRECTOR 霜方 和弘
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