update:2020.10.06
デザイナーなら好きなフォントのひとつや2つありますよね。
僕も色々と好きなフォントはありますが、みなさんもよくご存知の
定番中の定番フォントをご紹介します。
ひとつは、TRAJAN(トレジャン)。
セリフ体のフォント。
「それじゃん」とおぼえてください。
このフォント、まず大文字しかないです。
小文字で組むと小さくなるだけといった芸のないヤツなんです。
なので、本文よりもタイトルや見出しなどで使ったりロゴタイプなんかで
よく使われるフォントです。
歴史が古くローマの皇帝「トラヤヌス」が使っていたそうで
書体の元祖とも呼ばれています。
安定感のあるフォントではないので(文字サイズがバラバラ)
デザイナーのバランス感覚が悪いと、ちょびっと違和感出たりします。
チョコレートのGODIVAで使われているのは有名な話。
意外なところでは、映画タイタニックやブラックスワンのタイトルロゴも
TRAJANです。
僕が以前TVCMを手掛けていた長野市のパチンコ店
SUPER LIONSもこのフォントを使っています。
あと、こちらも定番なDIN(ディン)というフォント。
サンセリフ体のフォント。
これはドイツで工業製品などの識別に使われていたらしいです。
このフォントは、直線的なプロポーションが特徴でとにかくよく使われています。
超有名なところでは、ユニクロでしょうか。
機能的な美しさが光るフォントで、文字間を絶妙に調整すると
とってもクールで使い勝手がよいフォントです。
普段何気なく使っていますが、
ロゴタイプやブランドなどで使う場合は、やはりかっこ良さだけでなく
そのフォントが持つ機能的な部分や生まれた国などを知ってみると
また違った視点で色々と考えられるのかなと思います。
プレゼンなんかでも、ロゴをイメージしたフォントなんかの
情報もクライアントと共有出来るといいですよね。
フォントも星の数ほどありますからね、たまに新しい発見があると
ついつい多様してみたり。
ちなみに、めがねの子は多彩なフォント使いが上手です。
というお話でした。
では、ごきげんよう。
IMAGINE -BRANDING AND DESIGN- イマジン −ブランディングアンドデザイン− CREATIVE DIRECTOR 霜方 和弘
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