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update:2024.12.23

イマジンする、デザインする。

2024年も、あとのこりわずかですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

駆け込みの仕事に追われているひと、来年に持ち越しの仕事の整理をしているひと、

年賀状問題に向き合っているひと、年末年始の過ごし方をあれこれと模索するひと、

さまざまだと思いますが、ちょっとした非日常感の中、指折り年末年始までを数えているのかもしれませんね。

 

外には、雪が舞いストーブの温かい炎、そしてあいみょんのBGM。

このまったりした空気感がぼくはとても好きです。

ぼくの仕事は来年に持ち越しの仕事が多いのですが、来年早々に可動できるように準備に余念がありません。

ひとまず、企画も、コンテも、デザインも上がっていますので、ひたすらまったりモードです。

 

ということで、心の余裕からかブログの筆も進みます。

 

電話が鳴る前に、今年の振り返りをしつつ、来年に向けての意気込みなんかを

いっちょう書いてやろうかと思っています。

 

その前に、今年のマイブームはグッズ作り!今年はスタッフジャンパーやTシャツなど

作りました。夏なんかはTシャツかなり活用出来ました。バッジも好評で(誰に?)数バージョンあります。

さぁ、話し戻しますよ!

今年も様々なクライアント、色々な案件に携わらせていただきました。

過去一忙しかった、思い出すだけで冷や汗が出るあの年に迫る勢いで、今年は忙しかったような気がします。

われながら、シニアを自覚していないような働きぶりに一抹の不安はありますが・・・

 

またまた話しを戻して、色々な案件の仕事をさせていただきましたが、なぜか仕事面でもその年のマイブームみたいなものがあります。

 

もちろん、訴求も違えばアイデアも違うのですが、自然と方向性に一定の類似点が現れるようです。

今年は、「タイムラプス」のマイブームだったようで。

気付くと、タイムラプス・タイムラプス・タイムラプスの連続です。

 

じつは、これが今年ぼくを悩ませる大きな元凶だったのです。

まず、ドラマチックにしようと朝陽や夕陽を撮影しようとすると

必然的に朝早く、もしくは真夜中から現場に行ったり、

天気待ち、夕陽待ちをしたり、今年最強に辛かったのが一晩中かけて撮影したタイムラプスです。

もちろん、ぼくはディレクターなので一番大変なのはカメラマンですが

タイムラプス徹夜は、体内時計が狂ってその週はしばらく仕事にならなかったです。

 

このように、TVCMのわずか2秒の間にも、おじさんディレクターの命のライフを削るような

プロフェッショナル魂がこもっているのです。

自分を苦しませるのはわかっているのに、また周りも巻き込むこともわかっているのに

いざ企画を立てる段階では、すべてのことは水に流してまたもチャレンジな企画を考えてしまう・・・

まさに、ドMかのような行為ですが、すべてはそこに込められるたったひとつのメッセージのためだったりします。

 

ブランドやメッセージというものは、あくまでも抽象的なものでしかありません。

だからこそ、消費者やターゲット、ステークホルダーに想いを届けるには丁寧なコミュニケーションが不可欠です。

そのコミュニケーションとはまさに、寒さの中で凍えるような想いのおじさんの忍耐力であり、

車で仮眠して己の嗚咽に飛び起きるおじさんであり、いい画が撮れたと朝陽に照らされながら髭面で微笑むおっさんなのです!

パーカー着たっていいじゃないか!!現金払いでいいじゃないか!!!あいみょん好きでもいいじゃないか!!!!

また道がそれた気がしますが、年の最後に広告に関わるすべてのひとに言いたい。

 

最近、みんな理屈っぽくなってませんか?正しい情報、数値ももちろん大事ですが

情報が過多な今の時代だからこそ、もう一度、しっかりと広告、すなわちコミュニケーションの

基本に戻ってみませんか。

 

「伝えたいことは一つだけにする」それがいい広告が出来るただひとつの方法です。

 

これは、ぼくの言葉ではありませんがひとつの真理です。

そしてそれは発信する側、表現する側ともに勇気のいる作業です。

また、ひとつに集約することはとても知的な作業です。

生半可な覚悟ではできません。お金でもできません。四六時中考えることになります。

とっても疲れます。夢にも出てきます。まわりも巻き込んでしまうかもしれません。

ある意味ブラックだと思われるかもしれません。どんなに頑張っても評価されるとは限りません。

そして時にはとても孤独です。もういいかなって思ってしまうときもあります。

 

でも、それがクリエイティブ・ディレクターの仕事です。

ぼくが若い頃に憧れたクリエイティブ・ディレクターの仕事です。

 

だから、広告に携わるひと、発信する側の社長様、もしくはリーダーの立場にいる方。

いい広告が出来るただひとつの方法を一緒に目指しませんか。

「伝えたいことは一つだけにする」

その目標にご一緒出来るなら、ぼくだけじゃなく志のあるクリエイターなら

全力で応えることでしょう。全力でコミュニケーションを表現することでしょう。

 

どうか、デザインやクリエイティブ、広告に関わるすべての人たちが

もっと広告にチカラを感じられるように、クリエイターのチカラを信じられるよう

もっと信頼関係を築けるといいなと思います。

 

今年も多種多様な業種のひと、職種のひと、またブランドや企業様とも

お仕事をさせていただきました。めまぐるしい日々のなかで、普段目にすることのない

仕事だったり企業の中枢を拝見することが出来て勉強になる一年でした。

あんなに調べたことや覚えたことでもあっという間に忘れてしまうんですが・・・てへっ

 

一年を振り返って、ぼくもうちのスタッフも大きな病気やケガもなく過ごせたこと。

また、スタッフが減ったなかでも常に支えてくれる現スタッフたちには感謝しかありません。

 

来年は、引き続き継続中の案件も多いので、年末年始でしっかりと休息をとりながら

IMAGINEスタッフ一同、「いい広告」に携われるように[神は細部にやどる]来年も妥協なく

やっていきたいと思います。

 

本年も大変お世話になりました。

また来年も宜しくお願い申し上げます。

 

イマジン代表 クリエイティブ・ディレクター 霜方和弘

© IMAGINE -BRANDING AND DESIGN-

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